一橋大学男子バレーボール部のブログ

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履修の組み方【経済学部】

新入生のみなさん、合格おめでとうございます。大学では高校と異なり、自分の自由に取りたい授業を取ることができるようになります。ただ、経済学部は他の学部と比べても自由度が高い為、なかなか自分一人で授業を組むことが出来ないと思います(筆者はそうでした)。このブログが履修の参考になればと思います。

 

まず、基本的な情報について説明していきます。
①CAP制とは
②単位とは
③成績とは 
の三本立てで説明します。


①CAP制とは
CAP制は1年間や1学期毎の履修登録単位数の上限を定めるものです。前者は44単位、後者は14単位となっています。例外的に成績が優秀な人にはその上限が少しだけ増えます。この制度は学生が授業の予習復習に時間をとる事が出来るようにするためのものです。(ちなみに多くの授業では授業外での50分程度の学習が想定されています。)


②単位とは
一橋大学では春学期、夏学期、秋学期、冬学期の4つの学期で1年間の授業を構成しています。また、授業コマは月曜〜金曜の1限から6限までで、各学期に1コマ13回分の授業期間が設けられており、例外を除いて、その1コマを1単位と認定しています。


③成績とは
秋学期中と春休み中にそれぞれ、春夏学期の成績と秋冬学期の成績発表が行われます。成績にはA+〜C、そしてFの5種類あり、前者は合格、後者は不合格と認定されます。
成績評価は相対評価絶対評価を同時採用しており、教授や講師によって認定方法はちがいます。(詳しくは授業ごとのシラバスをご確認ください。)A+では4.3、Aは4.0、Bは3.0、Cは2.0、Fは0とGPAの基準点が設けられており、前期と後期の基準点の平均GPAとして、算出されます。GPAは各種コースやゼミ選考の判定材料となります。


では、具体的に履修について見ていきましょう。


 経済学部の履修する授業科目は、とりあえず
①経済学部・100番台コア科目
②経済学部・200番台コア科目
③PACE
④数理情報科
⑤外国語科目
⑥その他
に分かれていると考えてください。1年生の春夏学期では主に①④⑤⑥について自分で履修を組む必要があるので、そちらをメインに説明します。


①経済学部・100番台コア科目
 学部の授業の導入的位置付けの科目です。基本的に春夏(秋)学期のうちに全て取りきってしまった方が良いです。秋冬学期で②の科目を取っていくことになるからです。授業としては「経済学入門」「経済史入門」「統計学入門」が該当します。このうち、経済学入門と統計学入門は自動的に履修登録がなされているのでそれに従って授業を受ければ大丈夫です。
 一方、経済史入門は自分で履修を組む必要があります。本年度は3種類開講されていますが、担当教員によって専攻地域が異なります。具体的には次のようになります。


・森 宜人→ヨーロッパ(特にドイツ)経済史がメイン。高校で世界史をやっていた人ならその時の知識と結びつけることが出来て楽しいと思います。ちなみに授業の中で「コンテクスト」という言葉を頻繁に用いるですが見覚えありませんか?

 
・Matthew Z. Noellert→我々の代(2・3年)で担当されていなかったので詳細は不明ですが、シラバスを見ると世界史寄り、東洋も西洋も含めた包括的な内容になっていそうです。


・友部 謙一→日本(特に江戸時代以降)経済史がメイン。高校で日本史をやっていた人なら知識はある程度活きると思いますが、その時の内容を用いてレポートを書くのを禁止しています。レポートの評価は厳しいですが、その分しっかりと教えて頂けます。


これらを参考に、自分の興味のある教員の授業を受けると良いかなと思います。


④数理情報科
 一橋は文系単科大学ですが、これらの科目も存在します。経済学部の授業は数学の知識を使う科目が多く、また進級要件にもなりますので、取っておくと良いでしょう。春夏学期は「微分積分Ⅰ」「線形代数Ⅰ」を取ると良いと思います。微積は高校の数Ⅲレベルのもの、線形代数は主に行列を扱うことになります。基礎から丁寧に教えてくださるので身構えなくても問題ないです。なお、「集合と位相Ⅰ」という科目もありますが、春夏に取ることはおすすめしないです。割と難しいからです。
 また、「確率」「統計」という2科目と「確率・統計」という1科目がありますが、前者は全学共通科目、後者は経済学部科目という分け方をされます。履修する場合は後者を履修することをおすすめします。


⑤外国語科目
 PACEの他に、外国語科目を履修する必要があります。進級には8単位(ほとんどの場合2単位×4科目)必要です。経済学部は第二外国語が必修では無いため、英語だけで全て埋めることも出来ます。ただ倍率がとんでもなく高いです(普通に5倍を超えたりします。ある意味入試より難関です)。抽選に落ちまくって進級単位が足りないということも起こりえてしまうので、どれでもいいので必死に抽選に出しまくると良いでしょう。


⑥その他
 大きく括ってしまいましたが、これまでの科目だけだと春学期、夏学期各6~10単位程度に落ち着くと思います。ただ、各学期12単位程度はあった方が良いので、ここからは筆者が独断で勧める科目を紹介します。


・経済思想→元々①のコア科目の区分だったので、授業内容はそれほど難しくないです。アダム・スミスやルソーなど、経済学者や哲学者の思想の授業が行われます。高校の倫理に近いかなと思います。


・ヨーロッパ国際関係史→法学部の科目ですが、我々も履修できます(というより、他学部科目の履修も進級要件に含まれているのでとる方が良いです)。名の通り、国際関係に関する歴史なのですが、これまた高校の世界史の内容と大きく結びついているので、世界史を受けていた人に特に勧めます。


・人文学入門→人文学の包括的な内容を受けることができます。(総合)と(歴史)がありますが、どちらもおすすめです。筆者は歴史を履修しましたが、文学や美術、音楽など様々な分野の講義を聞くことができます。それぞれの専攻の先生が講義を行うオムニバス形式のものなので、飽きないと思います。


・心理学→人間心理に関わる内容の授業です(daigoのようにメンタリストになることは出来ません)。「条件反射」や「パブロフの犬」などの用語を聞いたことはありませんか?そうしたものに関する実験などを紹介してくれます。


・自然資源経済論→年ごとに自然資源経済論Aと自然資源経済論Bを学習します。主に外部の方の講演の感想と授業のレポートで成績が決まります。内容もA.Bで似ているため、比較的おすすめの科目です。


・現代経済史、経済史C→レポート提出によって成績が決まります。受験の日本史で学習したことの発展的な内容を授業で扱うため、日本史が好きな方にはかなりおすすめします。なお、二者の違いは現代が中心か否かの違いです。


以上が経済学部の履修の組み方になります。


もちろんこれらだけでなく、自分の興味のある科目をどんどん履修していくと良いと思います。ただ、数理科目、外国語科目は抽選がマジで当たらないのでこれだけは早いうちに要件を満たしてしまった方がいいと個人的には思います。



最後に、履修の例です!

春学期

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夏学期

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


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