お久しぶりです。半年ぶりにブログを担当する四年の瀬賀隆慈です。
感染症、猛暑、豪雨と大変な状況ではありますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
このブログを書いているのは午後七時ですが、しばらく前までは明るかった空もすっかり暗くなり、他人の迷惑も憚らず五分の魂を振動させていた蝉も今ではその亡骸を地面に転がしています。
自分にとって学生生活最後の夏が終わるらしいです。
なにかにつけて「学生生活最後の」という接頭辞をつけていればそれでだいたい正解になる時期になってしまったなと、少しの哀しさと焦燥を感じています。
せめて学生生活最後のリーグ戦ぐらいは無事開催できてほしいものですね。
さて、学生生活が終わるということは、裏を返せば社会人生活が始まるということになります。社会人になる準備をするにあたり、自分の過去の選択に関してじっくり考える機会をいただきましたが、その中でもよく聞かれたのが「どうして大学でバレーボール部に入ったのか」というものでした。
自分なりにそれに答えを出すとすると、「周囲の期待や信頼に勝って応えるのに楽しさややりがいを感じていたから」です。
ただ、最初から入部を決めていたわけではありません。むしろ大学生に対しての認識が「サークルというものに入り、バイトで金を稼ぎ、単位なるものを大事にしてたまに羽目を外す人たち」という程度しかなかったので、中高6年間続けたスポーツを大学に入ってまで続けるという発想がありませんでした。
しかし、実際に新歓で部活に参加したり大会を見に行ったりすることを通じて、中学高校当時に大会に勝って周囲と分かち合った喜びを思い出し、大学がスポーツを通してこのような経験ができる最後の機会なのではないかと考えて入部を決めました。
また、数ある競技からバレーボールを選んだ理由は、チームメイトで一つのボールをつないで点を取るというところに魅力を感じたからです。これは中学でバレーボールを始めようと思った時から変わっていません。
勿論、勝っていい思いをすることもあれば、負けて悔しい思いをすることもありました。
練習が嫌になることもありましたし、そのたびにいろいろな人に支えてもらったと感じています。四年間で心技体ともに成長することができました(と思ってます)。
しかし、まだ入部理由である「周囲の期待や信頼に応えること」は自分たちの代で達成できていません。
今後の社会状況次第で、何がどうなっていくのかさながら一寸先は闇といった状況ですが、自分を成長させてくれた部活動、チームメイト、マネージャー、OBOGの方々にどのような形であれ恩返しをすることができるように、残された期間全力で頑張りたいと思います。