一橋大学男子バレーボール部のブログ

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一橋大学体育会男子バレーボール部のブログです!

僕にとっての部活動


 皆さんこんにちは。一橋大学男子バレーボール部4年生の田中佑弥です。前二人のブログを読んでいただいたらわかるように、おそらく4年生にとっては最後のブログ更新になるかと思います(引退するまでに一度でいいからシモンの書いたブログを読みたかった…)。

僕らからしたら、英語でブログを書くなんてただの拷問ですよね。期末レポートだったとしてもやりたくないなって思っちゃうので、そこはよしとしましょう。

 今回のブログを書くにあたって、何を書けば良いのかとても悩みました。瀬賀くんのブログ、とても感動しましたよね。あんなことを僕も書ければいいのですが、生憎そこまでの文才を持ち合わせていないので、少しだれた話になるかと思います。暫しの間お付き合いいただけると幸いです。

 

 僕にとってバレーボール部での4年間は、とても濃4年間でした。欲を言えばもっと色々な先輩とバレーボールがしたかった。1個上の先輩とはリーグ戦も一緒に戦えず、ただただ迷惑をかけっぱなしで何も恩返しできずに引退されてしまったため、後悔が残っています。もう一度、あの先輩たちとバレーができたらな…(いつでも小平でお待ちしています)

 もちろん楽しいことだらけではありませんでした。楽しいことと同じくらい辛いことやしんどいこともあったし、もう辞めたいと思ったことも何度もありました。僕は別段バレーボールが上手いわけではないし、強豪校出身でもないし大学のバレーボール部に入ってからはその実力差を感じるばかりでした。周りはみんなレベルが高くて、次元の高い練習をしていて、それなのに自分は基礎練習でも追いつくのが精一杯の日々でした。自分の部活動における存在意義はなんだろうってわからなくなりました。ただのお荷物でしかないように思えて練習するのが辛くなることも多かったです。僕の同期はみんな主戦力として活躍していて、チームの一員として認められているけど、僕は実力も伴っていないし練習中は足を引っ張ってばかりだし、そりゃあしんどいですよね。

 一度、本当に部活をやめようとしていた時期がありました。上記のように練習になかなかついていけなかったし、僕には大学生活で他にやりたいこともあったので(過去の僕のブログを参照してください)、そことの時間の折り合いをつけたいことも理由としてありました。自分の中で決心もして、いざ周りにその旨を伝えようとしましたが、そこで予想外の反応をされました。打ち明けるとみんな、全力で止めてきてくれたです。僕は部活における自分の存在意義を確立できていなかったしあっさり認めてくれると思っていたので、その反応にはびっくりしました。改めて色々悩んだ結果、部活動に残る決断ができました。この決断ができたのは、止めてくれた仲間のおかげです。今でも心から感謝しています。

 残ってからも、辛いなと思うことはたくさんありました。相変わらず練習はついていくのが精一杯だし、思うように結果は出ないし。自分も頑張るけど、周りも同様に頑張っているからその差はなかなか埋まらなかったです。それでも引き止めてくれて、一緒に頑張りたいって言ってくれた仲間のためにも、ひたむきに頑張ってここまでこれました

 最上級生になってからは、自分の存在意義について改めてよく考えました。自分はプレーで後輩を引っ張っていくほど高いレベルを持ち合わせていないし、同期にできる人はいっぱいいますし。自分に何ができるのかよく考え、どうすれば部活動に貢献できるのか悩みましたが、「チームで一番周りを見れるプレイヤー」になることを目標にここまで頑張ってきました。お手本になったのは、僕が1年生の時のキャプテンです。初めてお会いした時は衝撃でした。こんなにチームにコミットできて、1年生にまで気が配れて、一番声が出ていて、リーダーシップあふれるキャプテンでした。このキャプテンがいたから入部を決めたといっても過言ではないです。そんな方を参考にして、どうやったら部員全員が部活に打ち込めるのか、上級生から下級生までちゃんと意見できる環境が作れるのか、常に考えて練習しました。後輩に、僕がかつてキャプテンに感じたような感情を持ってもらえるようになりたいですね。果たしてこの頑張りが意味のあるものなのか、ちゃんとチームに貢献できているのかは自分では分かりませんが、それでも引退まで残り数ヶ月、全力で自分のできることをやり切れるよう頑張ります

 

 長文にお付き合い頂きましてありがとうございました。秋リーグがどうなるかはまだわかりませんが、ひとまずはリーグ戦まで、走り抜けたいと思います。変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願い致します。