一橋大学男子バレーボール部のブログ

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一橋大学体育会男子バレーボール部のブログです!

この1年間できづいたもの

こんにちは。経済学部1年の浅原です。時が経つのは早いもので、もう入学試験から1年が経とうとしています。この1年間はコロナウイルスの流行が一気に拡大した年で、世界は、たったひとつの病気に多大な損害を被りました。一橋大学も例に漏れず、昨年ほどでは無いにせよ、講義のオンライン化、サークル、部活動の制限などを加え、大学という場所の在り方が大きく変わったと言えます。
では、僕がこのブログで何を書くかと言うと、タイトルにもある通り、「この1年間できづいたもの」です。「きづいた」とは「気付いた」そして「築いた」という2つの意味を持たせています。秀逸ですね。
先ずは前者、「気付いた」ものについて話します。この1年間は前述の通り、ソーシャルディスタンスが徹底され、人と人との物理的、心的距離が意識された1年といえます。僕の所属しているバレーボール部も活動中、何度か部活停止を余儀なくされ、オンラインでの活動に移行したことがあります。
そんな中、気付いた事は、「他者との関わりの大切さ」です。僕は地元の広島から上京し、一人暮らしを始めています。オンライン授業の機会が増え、大学に行く必要すら無くなった時、家で1人で授業を受け、勉強をし、本を読むだけの1日も珍しくはありませんでした。そんな毎日の中で、ふと、孤独を感じる時が多々ありました。他者と接する機会が減るという事は、換言すれば、自分自身と向き合う機会が増えるという事。大学に入学する前までは、家族や友人と当たり前のように毎日を過ごしていましたが、孤独を感じ、自分自身の弱さと向き合い、気付いた事は「他者との関わりの大切さ」です。
僕はバレーボール部に入って、監督や先輩方、そして同期に心的に毎日支えられています。特に「繋ぐ」事を意識するバレーボール部では、プレーや何気ない会話の中で、「繋がり」を感じさせられます。
自分一人では、何も成せないこと、他者がいてはじめて、自身の安寧を享受出来ること、そんな当たり前の事を改めて気づかされました。
では最後に後者、「築いたもの」について話します。月並みな表現ですが、それは「絆」です。
バレーボール部に入部し、週に4日の練習をやってきて、感動や困難を部員で共有する事が多々ありました。チームで練習し、プレーが成長していく感動、勝利を味わう感動。また、チームが直面する困難、努力を結果に出せない困難など、様々な場面を全員で乗り越えてきました。1年しか在籍していない僕ですら、そのように感じるのですから、先輩方が味わったであろう、それらは想像に絶えません。そのような体験は「絆」を与えてくれたといえます。
また、休暇期間の時には、感染対策に留意しつつ、同期と熱海や北海道に旅行に行ってきました。短期間ではあるものの、衣食住を共にする旅行は、短くも、楽しいものでした。もしかすると「面倒だけどみんな行くから自分も行くしかないか」と考える人もいたかもしれません。同期の行動に束縛される、これもある意味「絆」ですね。(絆は「ほだし」とも読み、専ら束縛の意味で使われます。)
さて、この1年間できづいたものがこれだけあるのですから、あとの3年間が楽しみで仕方ありません。せっかく「きづく」なら、良い事を「きづき」たいものですね。この流行が収束することを切に願います。
次週のブログは、同期マネージャーの宇詩です!

P.S.聡明な読者の皆様ならお気づきだと思いますが、「築く」は「きずく」であって、「きづく」ではありません。秀逸ではありませんでした。次回ブログを書く際にはもう少し上手く書きたいです。