アナリストって何?
新入生の皆さん、こんにちは。新3年プレイヤー(兼アナリスト)の今村信吾です。
まずは、一橋大学の合格おめでとうございます。これからの皆さんの大学生活が実りあるものとなることを願っています。
何を書こうかと迷っていたときに、このブログの書き出しで自分の肩書をどうしようというところから、このテーマになりました。一応、今の僕の肩書は自称「プレイヤー(兼アナリスト)」です。なんで括弧書きで「兼アナリスト」にしたのかというと、アナリストとして何もしてねーじゃんというところが大きいからです。謙遜とかでなく、実際に何もしてないので仕方ありません(やりたいことはいっぱいあるんですけどね……)。
じゃあ、なんでこの肩書にしたのかと聞かれれば、部のなかで一番そういうところに興味があるのが僕で、OBOGメール(OBOGさんとやりとりをするメールのこと、入ったらわかるよ)で同期の新屋が勝手に僕の肩書を「選手兼アナリスト」と書いていたというのが大きな理由です。
本題に入りましょう。アナリストとは、その語源(Analysis)のとおり分析を主たる業務とする人のことです。アナリストはバレーボールに関する専門用語なのではありません。世間では、証券アナリストとかのほうが有名だと思います。バレーボールのアナリストを有名にしたのは、女子日本代表監督を2度務めた真鍋詮房氏が、ベンチでiPadを片手に持って指揮をとる姿だと思います。真鍋氏は監督なのでアナリストではありませんが、そのときの「データバレー」は日本で注目を集め、当時の女子代表のアナリストの方が何冊か本を出版しています。僕は中学生のときにその本を読んでアナリストという役割を知りました。最近だと、男子日本代表と大阪ブルテオンでコーチを務める伊藤健士氏が有名なのではないでしょうか。
今、トップレベルになるとどこのチームもアナリストという肩書の人が所属しています。それも、1人ではなく何人もいます。それくらい、現代のバレーボールでは欠かせないチームピースなのです。彼らが具体的に何をしているのかいうと、Data Volley 4やVolleyStationと呼ばれる分析ソフトを用いて、試合の前後・試合中に自チーム・相手チームのプレイに関する情報を入出力し、チームの勝利のための戦術の構築を手助けします。この前SVリーグの試合を観に行ったときに、第3セットと第4セットの間の15分間のブレイクで、アナリスト席からぞろぞろとアナリストがベンチに降りて行って監督・コーチとミーティングをしており、びっくりしました。最近だと、アナリスト兼コーチ(キーボードを叩くし、ボールも打つ人)や通訳兼アナリストもいます。
こんな感じでアナリストというのは、現在のバレーボール界では完全に市民権を得た役職なのです。これまで書いてきたのはトップレベルの話なので、私たちレベルだとできることが限られてきます。まず、ソフトはライセンス料が高すぎますし、専属でアナリストを置けるほど、人が多いわけではありません(みんなバレーボールをやりたくて入部しているわけですし)。そんななかで今やろうとしていることは、来る春リーグに向けて、対戦するチームの分析で使うツールの作成です。最近は、ExcelとCopilotと本とをいったりきたりしています。
長々と書きましたが、言いたいことは、1つは、バレーボールにはアナリストっていう役職があるよっていうこととです。また、もし、プレイヤーとしてのモチベが無かったり経験が浅いことをネックにしていたとしても、活躍できる場があるということです。あと、僕と話が合う新入生が一人でも来てくれれば嬉しいです!!
稚拙な駄文を読んでいただき、ありがとうございました。3/29、3/30のサークル紹介では、男子バレーボール部のブースにぜひお越しください!!よろしくお願いします。